はじめに、この記事ではお風呂に浸かることで得られる3つの健康効果とその理由、より効果的な入浴方法を知ることができます。
今回ご紹介するお風呂に浸かることで得られる健康効果は以下の3つです。
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- ダイエット効果を得ることができる
- むくみ解消につながる
- 良質な睡眠に繋がる
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それでは早速こまったくんと、とべぶたくんの会話から、詳しい内容について解説をしていきます。
■ちゃんとお風呂に浸かるべき3つの理由
はぁ
ただいまー
今日も疲れたなっと
なんか面白いテレビやってないかな~
こまったくんおかえり!
うわっ!
とべぶたくんなんでいるの?
ちょっとね♪
ところでこまったくんお風呂先に入っちゃいなよ
いやぁー
今日疲れたし、まだいいや
そんなこと言ってるとそのまんま寝ちゃうよ
ギクッ!
ところでこまったくんはちゃんとお風呂に浸かってる?
いや、全然
1人暮らししだしてからいっつもシャワーだよ
それは良くないね...
たしかこまったくんはダイエット中だったよね?
そうだよ
それがどうしたの?
お風呂に浸かるのはダイエット効果があるんだ
シャワーだけで済ませるなんてもったいないよ!
今日はお風呂に浸かることで得られる3つの効果について解説していくね
●ダイエット効果を得ることができる
まずはやっぱりこれかな!
入浴にはねダイエット効果があるんだ
へぇ
そうなんだ!
確かにお風呂に入ると汗はかくけど
なんかサウナとかでかく汗って脂肪燃焼とかとは違うって聞くけど?
お風呂にもサウナにも脂肪燃焼効果はあるよ♪
入浴は有酸素運動に似た効果が得られるんだよ!
▼サウナによって得られる5つの健康効果
▼有酸素運動と無酸素運動の効果の違いについてはこちら
○入浴と有酸素運動の類似点
有酸素運動と入浴には、血流を促進して代謝を上げ、脂肪燃焼効果に繋がるというダイエット効果があります。
○ダイエット効果を得るために効果的な入浴方法
次にダイエット効果を引き出してくれる2種類の入浴方法について解説していきます。
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◇全身浴
ダイエット効果:★★★★☆
難易度:★★★☆☆
オススメの温度帯:40℃~43℃
入浴時間:20分~
これが一番有名な入浴法ですね。肩までしっかり浸かって体温を内側からしっかり温めることで代謝を上げ、脂肪燃焼を促します。個人差はありますが1回の入浴で約300kcal程のカロリー消費が狙えます。熱めのお湯での全身浴は、より代謝が上がるのでエネルギー消費には効率的ですが、体にかかる負担はわりと大きい入浴方法なので、体調が優れない時などには控えたほうが良い方法です。
【ポイント】
全身浴で効率的にダイエット効果を得たいという人でも熱いお湯に長時間浸かるのは苦手だという方もいらっしゃるかと思います。そんな方にオススメな入浴方法をご紹介します。
5分入浴→休憩→5分入浴→休憩→5分入浴
というように休憩をはさんだ入浴方法でも合計時間入浴したのと同じ効果を得ることができます。
◇半身浴
ダイエット効果:★★★☆☆
難易度:★★★★☆
オススメの温度帯:38℃程度のぬるま湯
入浴時間:40分~
ダイエットの話になると一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
全身浴は熱めのお湯に浸かることで効率的なエネルギー消費を狙えますが、体にかかる負担も大きく苦手な人には苦痛です。
そんな人にオススメなのが半身浴です。ぬるめのお湯にゆっくりと時間をかけて入浴することで、じっくりと体を温め、汗をかくことで毒素の排出が進み、太りにくい体作りに効果的だといわれています。
【ポイント】
半身浴でより効果的なダイエット効果を得るために
①まずは42℃~43℃くらいの熱めのお湯手足を温めます
②この時、両肘の下から指先まで、両膝の下からつま先までを10分程度お湯につけて温めます
※指先やつま先の末端神経は冷えやすく温まりにくいためさきに熱いお湯で温めておくことで半身浴を行う際に効率よく体を温めることができます。
この時に、手足や足首を回すことで血管が刺激され、収縮が激しくなり血行がさらに良くなります。
③その後、38℃程度のぬるめのお湯に浸かります
※半身浴はみぞおちあたりまでをお湯につけ、最低20分程度お湯に入るとより効果的です
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○運動直後の入浴について
運動の後って早く汗を流してスッキリしたいと思いますよね
運動の内容がランニングなどの有酸素運動であった場合、ランニングも入浴も、どちらも有酸素運動による健康効果を得ることができるため、上手に活用できれば相乗効果が望めますが、ポイントを知らないと効果を半減させてしまい逆効果になってしまう恐れがあります。
こちらではその抑えておきたいポイントについて解説していきます。
○運動後の間違った入浴方法
有酸素運動後には、リパーゼという脂肪分解酵素が活発に働き、脂肪燃焼を促進させます。しかし、有酸素運動後すぐに熱い湯船に浸かってしまうとリパーゼの働きを鈍らせ、脂肪燃焼効果を低下させてしまいます。さらに、入浴により体を温めることで血液が皮膚へと送られ、筋肉への血液供給量が少なくなってしまい、筋肉へ送られる酸素や栄養素の量が減ってしまいます。これにより、必要な時に必要な栄養が供給されないことで筋肉の成長の妨げとなってしまったり、運動により傷ついた筋肉の修復が遅れて筋肉疲労が長引くことにもつながります。
○運動後の正しい入浴方法
運動後30分間のクールダウンの時間をとってから半身浴を行う
●むくみ解消につながる
次にご紹介するむくみ解消の効果については、全身浴、半身浴どちらでもその効果を得ることができます。
むくみとは体の一部(主にリンパ線)に老廃物が溜まり血流を悪くさせることで水分の円滑な循環が妨げられることで起きる現象です。
むくみの原因や詳しい改善方法についてはこちらの記事をご覧ください
▼【むくみの原因を徹底解説】水分不足も原因だった!?原因からわかるむくみ改善方法
お風呂に入ることで体の血行が良くなることと、お湯の水圧によって老廃物の排出と体内の水分の循環が円滑になることでむくみを解消することができます。
●良質な睡眠に繋がる
お風呂に浸かることで得られる効果の最後にご紹介するのは入浴が良質な睡眠に繋がるということです。
良質な睡眠をとることで得られる健康効果はたくさんあります。
睡眠による効果に興味がある方はこちらの記事でご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
▼【良質な睡眠から得られる3つの効果を徹底解説】睡眠は百薬の長
突然ですが、雪山で遭難したというシチュエーションの映画やドラマなんかで
「寝るな!寝たら死ぬぞ!」
というセリフを聞いたことはありませんか?
あれは眠ってしまうことで体の体温がさらに低下し、体の機能が低下して死んでしまうという意味ですが、人間は体温が下がった時に眠気を感じます。
そして、正しい方法で入浴をすることで一度上がった体温がゆっくりと低下し、眠気を誘います。
入浴後1時間以内に睡眠をとることで、より自然な形で体温が低下し、熟睡することができます。これにより非常に良質な睡眠をとることができます。
ダイエットを行う際には必ず7時間以上の睡眠をとるようにしてください。
睡眠時にカロリーを消費することも一つの理由ですが、睡眠不足の状態だと脂肪燃焼効果も下げてしまいます。また、睡眠不足だと満腹中枢がバカになってしまい過食を招く原因にもなってきます。
■最後に
日々の入浴には正しく行うことができるかどうかで、ダイエットの命運を分けるほどの大きな効果があります。こちらの記事に沿って無理の無い程度で日々の入浴を楽しんでいきましょう。
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